手紙/東野圭吾

  映画化もされてたみたいですが,映画は見たことなかったです. 兄が,強盗殺人を犯し,逮捕されたあとの弟を主人公とした話でしたが,のめりこんでしまい,すぐに読んでしまいました.被害者やその遺族の心情だけでなく,加害者側の残された人の様子を考えたことなどこれまで生きていて一度もなかったので,こんな世界が待ち受けているのかという印象です. 差別はよくないとされていますが,誰もが犯罪者の家族と関わりたくないという周囲の反応は,無関心や希薄化したつながりにも関連しているのかもしれません.

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