理系のための人生設計ガイド/坪田 一男

ご無沙汰しておりました.研究で多忙です.読書もなかなか進まないもので,更新が滞っておりました.

先日も坪田一男先生の理系のための研究生活ガイドの書評を書きましたが,この本も理系の人がどのように人生を送るべきかという大変参考になる本です.

ここのところの悩みが,修士2年間を終えた後のキャリアについてどうしたいのかっていうことです.アカデミックな場で生活する,すなわち大学の教員になるっていうのはどうも向いてはいないたちな気はするのですが,やはり博士号っていうものがこれから先の自分の人生にどう影響をおよぼすのかっていうのが気になっています. ただ,企業に就職するのであれば,博士号は別にいらないんでしょうけれど,私が40歳や50歳になったとき,にどういう価値のものなのかはわかりません. 例を上げれば,今40代50代の方たちの頃,修士号を取る人なんてそうそうたくさんいたわけではなかったのですが,現在理系の人は修士まで行く人が大変大きい割合を占めています. そう考えると,博士課程まで行く人が当たり前のように増えてきますと,あーあのとき博士に進んでおけばとか思ってしまうのかなぁ.と考えてしまいます. さらに言えば,前々から海外に留学したいっていう野望はGPA的に諦めてしまったものの,こころのどこかでひっかかっていることなので,できれば海外の大学院で研究をしてみたいともまだ思ってます. とはいっても,学費も絡んできますし,博士を取り終わったら30も目前なわけで,なかなか人生の岐路になるような気がして,結論はでません.

こんなこと悩まずに,卒業できるように研究しろと言われてしまえばそれまでですが,なにぶん周りに博士を取ろうとしている人や博士号を取ってそのあとどうしているのかっていうのが身近に感じられない環境ですので...

来年度進学する研究室は博士の人も何人もいるみたいなので,行ってから考えればいいかなあとも思ってしまいますが,自分の軸がブレないように予めなんらかの考えをいくつか用意しておこうと思っています.

書評
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