今後の方針(SNAC2012の記事の結論)

あけましておめでとうございます.本年もよろしくお願い致します.

新年早々ですが,私の進路の話です.

先日12月17日就活したことないAdvent Calendar 2012(以降SNAC2012)記事を書かせていただいた,私はこれからどうしたいのかですが,決着がつきましたので.

就活したことない Advent Calendar 2012

 

 

◯進学しない

まず,結論を先に書きますが,博士課程に進学することをやめて修士号を取り,社会人になれるよう就職活動をはじめることにしました.詳細はこの下につらつらと書いていきます.

 

1,お金がない

前回の記事にも書きましたが,進学するのに最悪,奨学金を600万円も借りなければならないということに関して親から大反対にあいました. @MishoさんがSNAC2012でお書きになっていた記事が大変参考にもなりましたが,結局お金をどうするのかっていうので説得力と現実味に欠けるような提案しか私の選択肢には無いということです.

2012年12月 - Diary - みしょのねこごや
世の中はカネだという話

 

 

学生支援機構から借金する以外の方法が非現実的であり,お金の心配しなくていいほど貯金があるわけでもなく,さらにDC1(3年間毎月研究費としてお金をもらって生活費を国から頂けるやつ)に通る見込みもないことを考えて,お金の工面を自力でできないということは進学するリスクがあまりにも大きすぎるという親の意見は甚だもっともです.

 

2,実績がない

上のDC1がもらえないという話の続きになりますが,査読論文があったり,学会発表や国際会議なんかで発表していますよってなったら,これだけ研究が進んでいるし,DC1の申請をしてだめでも,DC2(DC1の2年間バージョン)までに準備ができて1年だけ奨学金を借りれば博士2年からは借金せずに済みますよって話をすることができます.

もちろん学部と修士の研究が違うというのが大きな障害であることは事実ですが,それをカバー出来るだけの研究実績をこの半年ちょっとで残すことができないというのは私の実力でもありますから,致し方無いですね.必ずしもだからといって博士号が取れないのかといえばそうではないでしょうが,結果を出すという能力に長けていたほうが,博士をとった後の道も,広がると思います.結果を出す,発表する,っていうのは後1年ちょっとの間で鍛えられるだけ鍛えて,できれば学会発表ができるような環境で仕事できたらいいなって考えています.もちろん高望みですが.

 

3,ストレートで博士に進学しないで博士号を取る道もある

課程博士に修士から直接進学する方法がもっとも効率良いでしょうけれど,それができなくても,社会人ドクターや,一度社会人になってからアカデミックな場に再び戻って博士課程をやり直す道がなきにしもあらずということが,SNAC2012を読んでわかりました.

Akisato Web Site Annex: 博士課程に進学しなくても研究者人生何とかなる… のは日本だけ

 

 

 

就職したけど大学に戻ってきた話をしました

今思うと,書こうかなーと悩んでいたSNAC2012にかいたり,人の記事を読んだりとこのタイミングで博士課程の人たちや博士の人たちの話をたくさん聞くことができてよかったです.

あともうひとつは,アカリクっていうところの面談みたいなのをしたのですが,

大学院生(修士、博士) ポスドクの就職、転職サイト「アカリクWEB」 - アカリク就活サポート

 ここでも,博士にそのまま進むだけが道じゃないよっていう話を聞くことができました.私がなぜそこまでして博士号にこだわるかはまた別の機会に書こうと思いますが,簡潔に述べれば最終的にやっぱり大学に残って研究できる道を選択肢として作りたい,という希望だと考えています.

4,さいごに

 1つ目だの2つ目だの言い訳がましく,マイナスなイメージの理由かもしれませんが,それ以上に3つ目の

道は1つじゃないんだよね

っていうところでわりと決心はついた感じです.

SNAC2012で前回の私はこれからどうしたいのかを見てくれた方にこの記事を見ていただけたら幸いです.たくさんの人の意見が参考になりました.多分修士でこうやって悩む人もいると思うので,この記事も参考になればいいなと思いますが,あまりに無謀な挑戦だったなって2,3年後自分で読んで思うのかもしれません.でも,個人的には勢いも必要だと今でも思っておりますw

業界も絞られてますし,進みたい企業も定まっているので,今後は研究と両立しながら就職活動を終えられるようにしたいです.就職することが目的ではないということが現時点でも明確になっていることは強みになると信じたいです.

2013年へび年生まれなので本厄ですが,今後の自分につながるような時間を過ごせるようにしていきます.

というわけで,皆様,私の一悶着にお付き合いいただきありがとうございました.

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